ヒロシのモーターサイの旅 2002 ヨーロッパ編

2002年5月11日(15日目、おまけの日)

予定では、今日のフライトでバンコクに戻るはずであったが、急遽カザフスタンに行くことになり、朝空港に行き切符を買う。例のごとく中々予約が入らないが何とか購入に成功。

その後、フランクフルトの待ちに出て、BMWの正規デイラーに行く。バイク雑誌に新しく出た、Airflowブーツとグラブを買う為。ブーツは139ユーロ、グラブは69ユーロと、まあまあの値段。ようやくデイラーを探し当てて物を探すしあったのだが、ブーツのサイズが合わない。注文すると2−3日かかるとのこと。1週間後にもう一度フランクフルトに寄るので、その時ピックアップすれば良いと考えたが、その日が日曜日で店が閉まっておりアウト。履き心地の良さそうなブーツだったので残念。グラブとついでにGSグラブだけ買う。向かいにあるバイク用品店でブーツを探すと、Alpinestarのブーツが沢山展示してある。かつて履いていて非常に良かったCR-1はなかったが、その新型があったので購入する(139ユーロ)。取り合えず履いた感じは良いが、右足の甲の先が少し締め付けられる感じがあるので、多分ツーリングは問題になりそうである。やはり、靴は幅広サイズがある日本で買うべきなのかもしれない。

新モデルのAirflow-2が発売されており、上着349ユーロ、パンツ269ユーロ。今もっている旧型は値下げしており、上着が255ユーロ、パンツが199ユーロだった。日本で旧型を買った時は、上下セットで13万円だったが、異常な高さだったことになる。カラーのGPSを見つけたが1699ユーロと結構な金額。サイズも大きいが、新型GSのカタログにそのGPSが付いていて取り付け可能なことがわかったので欲しくなる。アメリカ製だが、取付金具はドイツ製があるので、まとめてドイツで買う手かな。

待ちまで行く電車で、車掌が乗ってきて切符の提示を求められた。買うのをやめようかなとも考えたが買ってて良かった。ただ乗りがばれると3−4倍の罰金とのことである。

次回のツーリングは、GSでのアラスカ、1800ccになったゴールドウイングでの大陸往復が有力だが、北欧も面白そうである。何時ものことだが行き先は突然決まる。



2002年5月10日(14日目、最終日)

最初の100キロ程度は、オーストリアのチロル地方の地方道をのんびり走る。こういうライドの方が気が休まる。その後は、A-7、A-8, A-5を乗り継いであっという間にフランクフルトに到着。店を探すのに迷うが、何とか閉店前の4時過ぎに到着。


着くと次の同バイクを借りる人がいて感想を聞かれたので、「イタリアの先まで行ってきたけど、すべての点で完璧。でも、前のモデルとの差は余り無い」とコメントしておいた。

走行503キロ(総走行4985キロ)



2002年5月8−9日(12−13日目)

新しい靴でトレッキング。連日7−8時間と良く歩いた。明日は、最後のライドだが足が痛そうである。



走行0キロ



2002年5月7日(11日目)

朝の気温は5度と流石にドイツである。でも天気が良いので山歩きには最適である。日中の気温は20度位まで上がった。取り敢えずは、登山電車とケーブルカーでドイツ最高峰(2961m)のツークシユッピッエに登る。


電車の中にドイツ人の団体が居て、雪を見るのが初めてらしくやたら興奮して喧しい。頂上からの眺めは絶景。しかし、簡単に山頂まで行けるのは素晴らしい。帰りは途中で降り、標高約1000mのEibsee湖の周りをハイキングする。

眺めは良かったのだが、問題は靴。前から合わなかったのだが、我慢の限界に近くなる。3万円以上したイタリア製なのだが、処分するしかないようである。去年のアメリカツーリングの時に、ヘルメットが盗まれた為、買い換えたのもイタリア製だったが、結局合わず捨てる羽目になった。


街のスポーツ用品屋でゴアテックスのトレッキングシューズを探す。色々種類があり迷うが、ドイツ製の黒にする(この後、すぐ仕事なので黒である必要がある)。150ユーロは日本で買うより若干割安か。イタリア製の合わない奴は、持って帰って加工することも考え取り合えず手元にあるが、ものすごくかさばるので、結局捨てていくことになりそうである。

走行0キロ



2002年5月6日(10日目)

昨日は、街を旗立てて大声で走り回る車が結構目に付いた。何かなと思ったが、新聞によるとどっかのサッカーチームが劇的な勝利を収めたらしい。多分Imolaの近くなのであろう。しかし、サッカーの勝利であんなに騒げるのは幸せな人たちである。ヨーロッパはたまにTVのスポーツをみてもサッカーばかりで全くつまらない。CNNでさえ、大リーグ情報を流さない。

イタリアはスペインほどではないが、やたらと騒がしい。ホテルでいちいちパスポートをチェックして「登録」するのもカザフスタンみたいで気分が悪い。飯も思ったほど美味くないので、長期間は辛い国である。但し、陽気さは短期間で遊びに行くには適している。これは、どこのラテンの国にも共通することであろう。


バタバタとメイルの処理をしていたら、出発が11時になってしまった。今日は、イタリアからオーストリアを抜けて、山登りのベースキャンプにするミュンヘンから100キロ程南のGatmisch-Partenkirchenまで(500キロ)なので、遅い出発でも大丈夫のはずである。A-14でボローニャを抜けてA-22に乗って北上する。所々工事中で1車線規制をしているが、走行に問題は無い。北イタリアを抜けるA-22は、山肌が迫りとても眺めが良い。北に行くにつれ、雪を抱いた山々も見えてくる。但し、それにともなって気温も下がる。オーストリア国境近辺では12度程度まで下がり真冬の装備になった。ドイツに戻り目的地に5時前に到着。ホテル探しでうろうろするが、6時前にチェックインできた。部屋から山が見えて眺めが良い。室内プールとサウナもあるので、のんびりできそうである。

今日でツーリングはほぼ終わりである。あとは、ここで山を楽しんだ後はフランクフルトまでの400キロを走るだけである。今回のレンタル条件は2週間で5000キロまではフリーで、その後は1キロ毎に40セント加算される。これは大変で、仮に1000キロ超過すると400ユーロにもなってしまう。通常は2週間だと7−8000キロの走行になるので、そうすると1000ユーロ程度の追加金を払う羽目になる。これは馬鹿らしいので、今回は走行距離調整をして5000キロギリギリにしたのである。

走行513キロ(総計4482キロ)



2002年5月5日(9日目)

今日からは帰り道。天気が良く風弱し、気温は22度と最高の高速ツーリング日和。高速道路一気走りは今日が最後になるので飛ばすことにする。まず、S106の一般道を50キロ程走りA-14に乗る。イタリア半島を縦断している高速道路の東側に位置する幹線で、往路に使った西側の幹線が未完成だったり工事中だったことに比べると、遥かに走り易い。工事中は橋の上の一箇所だけだった。特に南の方は交通量が少なく飛ばし放題。メーターの針を160−180キロで固定して300キロ程走る。この速度域だと追い越し車線を走ることになるが、時折追い越し車が迫る。車線を譲るとゆっくり抜いていく。多分200キロを少し超えているくらいであろう。稀に完全に伏せの状態のバイクがビュンとかっとんで行く。250キロ以上は確実に出ているであろう。今回の1150RTは最高速度が200キロの「亀」なので、敢えて300キロ近く出る「兎」と張り合うことはしない。でも、1000キロ程度の移動になると結果として「亀」が早く着くかもしれない。しかも、少ない燃料と遥かに少ない疲労と共に。


出発は9時過ぎと遅かったのであるが、調子よく走っていると今日の予定地であるImola(約800キロ)に4時前に着いてしまいそうなので、後半は130キロ程度に落として時間調整をする。それでも5時過ぎに着いてしまった。余り早く着くと、レストランが開くのが早くても7時過ぎなのでひもじい思いをすることになる。


Imolaはイタリア製のモトグッチのモデル名にもなり、サーキットがあるせいかバイクが多い。ほとんどが日本製のカッ飛びモデルである。ドカティも良く見かける。質実剛健のBMWはイタリア人の感性に合わないのか、ほとんど見かけない。

走行747キロ




2002年5月4日(8日目)

200以上来ていたメイルの対応するために連泊。3日走って休むパターンが調子良い。ここのホテルは大きなプールがあるが、シーズン前で閉鎖中なのが残念。

走行0キロ




2002年5月3日(7日目)

今日は、高速を使わず一般道を海岸沿いにちんたら走る。S-106は長靴の先をぐるっと回り海が良く見える。但し、街の数が多く結構抜けるのに鬱陶しい。150キロ程度北上すると、街の数が少なくなり快適。結局、80−100キロでエコランをし、Tarantoの南60キロのScazanoのBestWesternに投宿(55ユーロ)。エコランの結果は21キロと思ったほど良くない。K1200LTでは26キロも走ったのに、このあたりがボクサーの限界か。今までトライしても駄目だったインターネットにようやく繋がった。


走行432キロ




2002年5月2日(6日目)

大分南下したので、日中は夏装備になるが、それでも朝方は相当涼しい。それもそのはずここでも北緯40度を少し超えている。A-1をひたすら南下する。ナポリまではなだらかな山岳地帯を抜けていく感じだが、トンネルが所々にある。車の流れは、超低速のトラック・小型車と200キロ超えでかっとんで行く車とのばらつきが激しい。風と燃費のバランスが良く、身体にも優しい130−140キロでのんびり流す。南下するにつれて工事中が多くなる。区間によっては、まだ完成していない様子である。


南端の港町Reggioに日暮れ直前に到着。宿探しに迷うが、なんとか海沿いのLidoHotelを発見(38ユーロ)。路上に停めようとすると、「駐車場に停めた方がいいよ」とのことでそうする。昨日もホテルのガレージに入れたが、どうやらイタリアでは路上はヤバイようである。

走行827キロ




2002年5月1日(5日目)

2日間でイタリアを縦断するべく出発。南端のReggioまで約1600キロなので、途中の適当な街を目指す。


ニースを過ぎモナコを越えてイタリア入り。オートストラダは海岸線を走っているのだが、トンネルがやたらと多い。ジェノヴァを過ぎてからは更に多くなり、まるで洞窟の中を走っているようだった。フィエレンツェを迂回してローマの少し手前の小都市OveritoのEuroHotel投宿(60ユーロ)。晩飯はイタ飯にしたが、魚がなくがっかり。


オートストラダはかなり高め。800キロ程度走ると40ユーロ位かかってしまう。オートルートはバイクは、車の6割程度だったが、オートストラダはバイク料金は無いようである。ガスも各国1ユーロ程度するので、移動費が結構かさむ。

走行749キロ




2002年4月30日(4日目)

朝になると昨夕の強い風が嘘のように無くなる。気温は低めだが、日差しは相当強い。ヨットレースを部屋から眺めたりして終日のんびり過ごす。晩飯は、昨晩に引き続き中華。やはり、この味のほうが合う。


走行0キロ




2002年4月29日(3日目)

朝、街を散歩するが、風が強く目を開けていられない。南仏に入ってから風が強い街が多い。


今日はのんびりと走って観光地ニースで保養の予定だったが、同地は町が大きすぎるのと有数の観光地なので物価も高いだろうと考え、近くのトゥーロンに変更。観光案内所で「海が見えて、バイクが停められる宿を紹介して」と頼むと、適当な所を当たってくれる。港に突き出した所に立つBestWestern系の宿に決定。部屋が2つあり、バルコニーも広く快適。モデムが繋がらないのが問題。103ユーロと安くは無いが、フランクフルトに比べたら遥かに設備が良い。駐車場は、個別になっており一日10ユーロ。

走行163キロ




2002年4月28日(2日目)

朝の外気温を測ると、なんとマイナス5度。やはり4月のドイツの寒さは半端じゃない。暖を求め南下することにする。朝、街を散歩するが、日曜のせいか人が全くいない。


A-36/E-54に乗るとすぐにフランス国境。久しぶりのオートルート。制限は130キロだが、車の流れが150キロ以上なのは前回同様。前回は1100GSだったので快適に走れるのは140キロまでだった。今回は160キロを越えても楽チンである。向かい風に悩まされるがA-39、A-42、A-432、A-7、A-9、A-54と乗り継ぎアルルまでの700キロを約7時間。新型は防風効果が極めて高く、風が弱ければ180キロ超えでも快適に流せそうである。160キロでも燃費は14−15キロとかなり良い。


新開発のサーボアシスト付EVOブレーキは、ABSに前後連動システムを組み合わせた物で、高速時からの制動距離はものすごく短い。160キロで流していると大分前方を鹿が出てきそうになったので、試しに強くブレーキをかけてみたが、あっという間に60キロまで減速した。但し、リアを踏むとフロントも効き、フロントがダイブする感じがする。テレレバーの為ダイブの度合いは少ないが、ちょっと違和感がある。フロントを握るとリアも効くが、こちらはそれ程違和感はない。スタート時は、ABSランプの点滅が遅くなるまで5秒ほど待たないと、システムが作動しない。不作動のままだとフロントを握っても効きが甘いのでドキッとする。作動すると効きがきつすぎる感があり、低速ではちょっと使いづらい。まあ、高速でのパニックブレーキでは抜群の効果を示すブレーキシステムであるが、今までの通常ABSシステムの方が使いやすい。


街の中心の広場にある3星ホテルに投宿(60ユーロ)。室内ガレージがあり安心(8ユーロ)。

遅い夕食を野外レストランで食べているうちに日が暮れたが、気温は4度まで下がった。日本人観光客が目に付く。近くのテーブルに陣取り、大声ではなしておりうるさい。

走行706キロ




2002年4月27日(初日)

ルーマニアでの仕事を終え、フランクフルトの空港近くのホテルに泊まり初日を迎える。ヨーロッパは、1999年にR1100GSで走って以来2度目。今回は、新型のR1150RTなので快適ツーリングの予感。時差調整が済んでいるので体調は万全。

ホテルの周りの森を1時間ほど散歩して、タクシーでバイク屋へ。ホンダのデイラーだが、BMWとハーレーのレンタルをしているようである。マネージャーのJohnと契約手続きを終え、GPS等のバイクの装備を整え11時近くに出発。


A- 5(E-35)に乗り南下する。今日は初日なのでのんびりの予定。出発時は小雨模様。降ったりやんだりが続く。気温は10度と結構寒い。南下するに従って気温は上がるが、20度には届かない。風が強くバイクが振られる。でも、このバイクは風にも強く、身体へのダメージは皆無に近い。

R1100RTとの相違は、6速になったこと。エンジンもR1150GS同様フラットになっている。でも、4000回転で120キロは、R1100RTと変わらない。ちなみにR1150GSは4000回転で140キロ。大型になったカウリングは、防風効果が大分良くなっている。シートも良くなっているが、足つきは犠牲になっている。3段階切り替え式シートを下段にしても、R1100RTの中段より足が付き難い。シート形状・クッションは良くなっており、尻の痛みとは無縁。

100−120キロでちんたら走ったら燃費は18キロと良好。スイス・フランス国境の近くの小都市Mullheimのホテル・レストランに投宿(35ユーロ)。

走行322キロ



HP製作 Tigerhands