ヒロシのモーターサイの旅 2005年6月 ギリシャ旅行

2006-06-04 (Day1)

ソフィアを8時に出発。土曜日の朝で道は空いており、街の中心地を抜けても時間はかからない。通称ギリシャ街道(E-79)をギリシャに向かう。11時前に国境に到着。今回は、バイクを一時輸入から現地登録する為の面倒な税関手続きをしなければならない。


通常の出国段取りが終わり税関の手続きをするが、結構面倒だった。それでも1時間ほどで終わり、無事ギリシャに入国。道路はかなり良くなる。テッサロッキまでは一般道路だが、制限は90キロ。車の流れは110キロ程度と結構速い。しばらく行くと制限120キロの高速道路。こちらの流れは140キロ程度。西ヨーロッパと変わらない速さ。ソフィアから500キロ弱のラリッサに投宿。40ユーロ。


ギリシャのガス(オクタン価95)は約90セントと、ブルガリアと西欧の中間位。オクタン価100のガスもある。道路状態はブルガリアに比べると格段に良く西欧レベルに近い。ここまで100キロ程高速に乗ったが、料金所で1ユーロ支払った後は、次の料金所の車2ユーロはなぜかバイクは無料だった。ギリシャではヘルメットが強制ではないようで、高速でノーヘル・Tシャツでかっ飛んでいるのもいる。




2005-06-05 (Day2)

ラリッサから西に進路を取り、イオニア海の港町イゴウメニスタを目指す。トリカラまではなだらかな丘陵地帯。土漠の様である。テラキラからイオニナまではハシア山を越える急峻なワインデイング。上り勾配も相当きつく、2−3速を使ってしのぐ。距離も相当あり、頭がグルグルになり途中数回休む。


最高地点は1700メートルである。たまに超スローなトラックがおり結構怖い。最後の約100キロは峠超えではあるが、それ程きついワインデイングではない。イゴウメニスタのHotel Astoriaに投宿(35ユーロ)。峠超えが多かった為、本日の走行は300キロ弱。それでも、十分疲れた。


ここからイタリアへのフェリーで出ており、バリ、ブリンデイに行くことができる。イタリアへのフェリーがあるのでイタリアナンバーが多いのは当然としても、次に多いのはドイツナンバー。流石、世界一旅行している国民である。ツーリング中のバイクの殆どはビッグ・オフ。車種としては、BMWGS、ホンダヴァラデロ、アフリカツイン、トランサップあたりが多い。ロードモデルも見かけるが、時折道が悪くなるので、ビッグ・オフが正解だろうな。街を歩いていると"Taverna"「食べるな」の看板を見かける。昔、ギリシャではレストランのことをそう呼ぶと聞いたことを実証。




2005-06-06 (Day3)

今日はイオニア海に沿って海岸線を南下。E-55をPrevezaまで下る約90キロ区間は、右に海左に山の絶景。ワインデイングは適度で良いペースで走れる。Prevezaで1.6kmの海底トンネルを抜ける(70セント)。その後は相変わらずE-55だが、区間によってはセンターラインが無いほどの狭い道。内陸に入ったり、海岸線に出たりと変化に富んだコース。MesologiからE-65に入り、引き続き海を右に見ながら進路を東に取る。
Patraに向かう大橋が見える。この辺りから風が強くなるが、風速20キロ程度と大したことはない。海沿いの田舎町Galaxidiに投宿(30ユーロ)。今日ものんびりペースで走行は300キロ強。途中、小さな街のスーパーで缶コーラを買ったら46セント。50セント出してもおつりをくれないのでまあいいやとすると、後で店の娘がバナナをくれた。バナナは4セントでは買えないだろうから得をしたことになる。娘はちゃんと英語を話したな。今日は携帯電話が壊れる。電源部がいかれたようである。





2005-06-07 (Day4)

Galaxidiの街を散策した後、10時前に出発。今日は、シールドを外しゴーグルを付けての初走行。密閉性は高いのだが、風が強くなると目がしょぼつくのは仕方が無い所か。鼻が露出するので、雨の時と気温が低い時は無理だな。

Iteaまで海岸線を走った後、27号線で山道へ。最高標高は800mとあまり高くはないが、景色は絶景。ギリシャの景色は、海・山が次々に現れ変化に大変富んでいる。ここのワインデイングはそれ程きつくなく楽に走れる。

Lamiaが近くなると、直線が多くなり速度が速くなる。対向2車線でも速度制限は110キロ。Lamiaを少し過ぎると高速になる。時間調整も含め、100キロ程でのんびり流す。風も風速50キロ近くはあろうかとの強風になったので、必然的に速度を抑える。右手に海を見る眺めの良いホテルを来る時に見つけたので、其のホテル(Hotel Maxim)を目指す。Platmonasを過ぎるとホテルが出現。時間は3時前と早いが、これ以上行くと明日の距離が中途半端になるので、風も強いことだしホテルに入る。部屋から海が一望でき最高の眺め。シーズン前のせいか客は全くいない。おかげでレストランも営業していない。


Platmonasの街まで歩いて30分弱とのことなので、散歩がてら食料の買出しに行く。街は、夏になると相当賑わうような雰囲気。ビーチ沿いにホテル、レストランが沢山ある。砂浜のビーチの水がとても澄んでいって、泳いでいる魚がよく見える。サラダとソーセージをテイクアウトし、パン、チーズ、マヨネーズ、マスタードを買い、晩飯と明日の朝食の用意が整う。マヨネーズ、マスタードはかさばるが、明日で最後だし、ソフィアでも使えるので問題なし。帰りになると雨が降ってくる。高速の料金所で車2ユーロの表示があったが、バイクはタダ。次の料金所では1ユーロ。これは来る時と同じ。高速代がかからないのはうれしい。フランス、イタリア、スペインは、高速代が結構かさむ。高速、一般道路共にパーキングが頻繁にあるのは非常に助かる。ノルウエーもそうだった。走行300キロ弱。






2005-06-08 (Day5)

早めに寝てしまった為、夜中に目が覚めて眠れなくなる。再度眠りにつけたのは5時前。次の目覚めは8時半。昨日購入した朝食セットを食べて10時前に出発。ホテルのマネージャーから、「あんたは日本人でヨーロッパのバイクだね。ボクはギリシャ人で日本車に乗っているよ」とのコメントであった。

高速は快適で、料金所もバイクは無料(1箇所はフリーパスで、もう1箇所は車が2ユーロだがバイクは無料)。都合200キロ以上高速に乗って払ったのはたったの1ユーロ。安すぎるぜ!



テサロニックを迂回するバイパスに乗り損ね一般道に入ってしまう。リングドーロを抜けて、なんとかブルガリアに向かう。この辺りから大雨になり、久々の河童の登場。この河童はとても優秀で、あれだけの雨にもかかわらず下着への水漏れはゼロ。ブルガリアに入ると雨は上がるが、気温が下がる。ソフィア到着時には気温が10度ほどまで下がり、グリップヒーターが活躍した。バイクは全く問題なし。相変わらず、GSのタフネスぶりを遺憾なく発揮したツーリングだった。総走行距離約1800キロ。新しく装着したタイヤ(メッツエラーTourance)の感じは良い。翌日に空気圧が若干下がるのが気になるが、毎日減る訳ではないのか、それとも毎日減るのかは次回確認することにする。

総括
ギリシャは、ツーリングに必要なソフトウエアーは高いレベルにある。道路は完全舗装だし、駐車帯は頻繁にある。景色は海・山共に豊富で文句なし。中小都市のホテルは30−40ユーロと割安(アメリカの安モーテルと同価格帯)。7−9月は夏料金で2−3割高になるようである。バルコニーがあるホテルが多いのもGood。バスタブがあるホテルが少ないのはドイツと同じ。運転マナーは、ブルガリアより相当ましだが、ドイツ・スイス・北欧等に比べると粗い。イタリアと同レベルといった所か。オクタン価100のガスを入れてのんびり走ったら、23Km程まで燃費が伸びた。BMWの推奨は95だが、100の方が良いのかな。でも、アメリカだと90以下しか手に入らないことがある。ギリシャは、6月頃が最適かもしれない。それ以後になると、人が増えて真夏の暑さになるし、ホテル代も割高になる。



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