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ヒロシのモーターサイの旅 2008年12月 メキシコ





2008年11月24日: 2008 November 24 (Day 1)
McAllen, USA -> San Fernando, Mexico

ようやくメキシコに入る。アメリカ側の国境は無きに等しく、メキシコ側も何も無く素通りすることが可能。事前に、入国手続きとバイクの一時輸入手続をしないと出国する時にトラブルと聞いていたので、荷物検査をされている時に手続きする場所を確認する。

思ったより空いていてさっさと終わりそうだったのだが、必要書類と信じていたTitle(バイクのオウナーを証明する書類でバイク売却時に必要)のコピーを見せると、「Titleのオリジナルがないとダメ」との事。オリジナルはシアトルに置いてあるので、最悪入国できないかもとあせる。

すったもんだの挙句に、Registration(登録証)のオリジナルがあったのでそれを見せると、「これなら問題ない。コピーを取って来い」と言われ、25セント払ってコピーを取る。

「クレジットカード」と言うのでカードを渡すと、人間の入国にN$237,バイクの一時輸入にNS406であった(アメリカドルかとあせるがメキシコペソと聞き一安心)。聞かなかったけど、現金で払う場合は高額のデポジットを収める必要があるらしい(メキシコもクレジットカードが無いとやりづらい様だ)。

国境の街であるRaynosaの街中を抜けようとするが道案内版が分かり難く結構迷う。道を聞いても適当に答えられ、いい加減さはインド並である。

ようやく97号線に乗れ南下する。郊外に出ると交通量が少なく快適ライド。対向2車線だが道幅は広く制限速度は100キロ(マイルからKMに変わる)。車の流れはそれ程速くはないが、アメリカと比べるとマナーはがくっと落ちる。

160KM程走り101号線に乗る。20KM程走り、San Fernandoの街道沿いのホテルに投宿(Tino's Hotel N$200)。ホテルの両替は、US$=N$12.5。ネットで調べたUS$=13.7に比べると悪い。近くのグロッサリーで500ccビール6パックを買うとN$70。US$6なのでアメリカと変わらない。

メキシコ・ツーリングのテーマは、ビーチリゾート、高原都市、遺跡、海産物中心のメキシコ料理。どれ程期待に答えてくれるか楽しみだ。

Distance (Today) 120 Miles
Distance (Total) 120 Miles



2008年11月25日: 2008 November 25 (Day 2)
San Fernando -> Altimira (Tampicoの10km程手前)

路面の粗い所を走っていたら突然「バコン」と音がして車体が揺れた。何か堅いものでも踏んだのかなと少し速度を落とすと、急激にハンドルを取られる感じ。停まって調べると後輪の空気圧がゼロ状態。金属片が突き刺さっているのが原因と分かる。少し後ろに下がれば修理するスペースがあったが、空気圧が無いと全く押し歩きができない。前方を調べると、幸運なことにMotelがある。更に幸運なことに、車庫付きのMotelで、修理には打って付け。

早速修理に取り掛かるが、刺さっていた金属片は鑢の破片の様な物で穴が相当大きい。修理用ゴムを埋め込んだ後空気を入れるが空気が抜けてしまう。修理不可能と判断し、Motelの兄ちゃんにバイク屋に電話してもらい出張サービスを頼む。明日の朝には来てくれることになった。

修理が可能ならそれも良し、ダメならタイヤを替えるしかない。しかし、Motelのすぐ傍でパンクしたのは幸運だった。目的地であるTampicoまでは約10マイル手前のAltamira泊(Dos Gardenias Motel N$400)。室内駐車場が付いておりセキュリテイは抜群。近くの飯屋は、タイの田舎食堂の雰囲気で中々良い。晩飯代は4ドルほど。缶ビールの350ccがUS$1と高いな。

Distance (Today) 200 Miles
Distance (Total) 320 Miles



2008年11月26日: 2008 November 26 (Day 3)
San Fernando -> Altimira (Tampicoの10km程手前)

朝方バイク屋が来るはずなのだが、待てど暮らせど来る気配が無い。2PMまで待っても来ないので、宿の兄ちゃんに問い合わせると、「良く分からない」とのこと。 昨日予約してくれたのは別の兄ちゃんで、彼は今日は非番で来ていない。夕方になっても埒が明かないので、「何とかしてよ」と催促すると、ホテルのオウナーらしきおばちゃんが出てきて、「何とかするので心配するな(と言ったのだと思う)」と対応してくれる。

散歩して帰ってくると、若い姉ちゃんが待っていて英語で話しかけてくる。どうやら宿のオウナーの娘の様で、彼女は今日の晩から明日までホテルを手伝うらしい。色々事情を説明すると、「早ければ今晩バイクを見に来るかもしれないけど、確実なのは明日トラックを手配してTampicoのバイク屋まで運ぶ手配をした」とのことで一安心。

一日待つことになったが、どうせ休養日のつもりだったので問題は無い。姉ちゃんがタイ語ロゴのTシャツを着ているので尋ねてみると、この間タイに行ったとのことであった。言葉が通じて一安心。

Distance (Today) 0 Miles
Distance (Total) 320 Miles



2008年11月27日: 2008 November 27 (Day 4)
San Fernando -> Tampico

朝8時前に電話が鳴り、「トラックが来ているので降りてきてくれ」とのこと。今日はアクションが早いなと降りてみると、牽引トラックが来ていた。早速バイクを積み込み、トラックは街へ。こちらは姉ちゃんの車で後を追う。

たどり着いた先は、BMWの車のデイラー。「バイクは扱っていないのでわからないなあ」との事だったが、幾つかのバイク屋に電話をしてくれ対応してくれそうな店を紹介してくれる。バイク屋によると、

今タイヤは無いので取り寄せると4日間は掛かるとのこと。ピレリー製で約N$2800。値段はともかく4日間の足止めは痛い。取り急ぎバイク屋に行って直接話してみることにする。バイク屋まで行き、バイクをトラックから降ろす。牽引料はN$1000(US$80)。まあこんなもんだろう。

バイク屋で色々検討するが、穴が大きくても修理は可能とのことなので、4日間待つことを考えたら修理してもらうことにする。修理は1時間ほどで終わり、費用はN$380。近くにHSBCがあり両替をする。レートは、US$=N$13.01で、US$500=N$6505。近くのHolidayInnExpressで値段を聞くと、N$1045+Tax。

まあそんな物だろうが割り高ではある。修理が終わった後、街をしばらくバイクで走り、海岸のリゾートホテルにでも泊るかなと考える。街中の賑やかな場所に適当なホテルがあったのでそこに投宿。Tampico Hotel (N$300)と格安。近くの本屋でメキシコの地図を見つける(N$35)。タコス屋でサンドイッチを食べると、コーラ込みでN$30。ようやく物の物価を掴みかけてきた。

街をぶらぶら歩くと、やたらとけたたましい騒音が聞こえてくる。騒音の主な基は、車のクラクションと道路上に置かれているスピーカーからの音楽。アミーゴの国である。

Distance (Today) 10 Miles
Distance (Total) 330 Miles



2008年11月28日: 2008 November 28 (Day 5)
Tampico -> Papantra

ゆっくりと朝食を摂って出発。駐車場から路上に出ようと左のウインカーを出そうとしたが、指にかかる感覚が無い。どうしたんだろうと調べてみると、ウインカーを押す部分が欠落している。どうやら、トラックで牽引した時に落ちたものと思われる。押せばウインカーは作動するのだが、押す感覚が掴み難い。大した問題ではないけど気になるトラブルだ。

180号線を南下するが、今日の区間は路面状態が悪いセクションが多い。工事中区間は路面がのたくっており注意が必要。所々で大きな穴も開いている。それより鬱陶しいのは、街中に入ると頻繁に出現する強制的に速度を落とさせる為の凸凹。

トラックが前方に居ると極端に速度を落とす為非常に走り難い。メキシコ人は、強制的に速度を落とさせないとダメということなのかも知れない。トラックの運転は相当荒い。スピードも出す奴がいて注意が必要。路面状態が悪いセクションが長いと距離を稼ぐことは難しくなる。

200マイル走ると結構疲れる。まあ急ぐ旅ではないのでのんびり行くことにする。

約140マイル走り目的地のPapantraに2PM過ぎに着。アップダウンのある渋滞路をしばらく走り手頃な宿にチェックイン。Hotel Familiae Arenas シングルN$150と割安なので2泊することにする。駐車場もあり問題なし。明日はEl Tajin 観光の予定。

晩は広場近くのレストランで納得の魚料理。値段もN$70とまあまあ。一方グラスワインがN$35なので、2杯飲むと料理と同じになってしまう。スープを加えてN$175。チップをプラスしてN$210の夕食。夕食後は広場でダンスが始まった。金曜日の夜なので特に賑やかなようであった。

Distance (Today) 140 Miles
Distance (Total) 470 Miles



2008年11月29日: 2008 November 29 (Day 6)
Papantra

10時にインターネットカフェがオープンしたので久しぶりに接続する。1時間N$10。

昼過ぎからEl Tajin観光に出向く。バス停がわからずうろうろ。ようやくたどり着くがバスが中々来ないので、乗り合いタクシーに乗る(N$10)。行き先は途中にある街。「遺跡はその先すぐだ」と言っていたみたいなので歩いてみるがさっぱりたどり着きそうも無い。途中で尋ねると後4kmはあるとの事で、バスを止めて乗り込む(N$5)。ようやくたどり着き観光をする。

最初の遺跡だったが、規模はまあまあだが、こんな感じという印象。派手さは無く、ひっそりと佇んでいると言う感じ。帰りは市バスが来て無事戻れる(N$10)。

Distance (Today) 0 Miles
Distance (Total) 470 Miles



2008年11月30日: 2008 November 30 (Day 7)
Papantra -> Veracruz

のんびり走り、2PM前にヴェラクルーズに到着。もう少し先に行くつもりだったけど、街中を抜けた所に建つホテルの雰囲気が良いので宿泊を決める。Angeles Hotel (N$687)。

広い部屋で、ネットはケーブル接続で速度も完璧。

Distance (Today) 140 Miles
Distance (Total) 610 Miles



2008年12月1日: 2008 December 1 (Day 8)
Veracruz

今日は天気が悪そうで明日から回復するとのこと。部屋でもケーブル接続ができ快適環境なので連泊して休養。午後から銀行に行くが、パスポートが無いと駄目とか2PMは駄目とかで結局両替できず。

海岸沿いを散歩するのが気持ちが良い。海岸沿いにもホテルが沢山ある。こちらに泊る手もあるな。

カンクンのHayatt Regency Hotelを12月11-15日(4泊)予約する。4泊目がタダで都合33000円と超格安

Distance (Today) 0 Miles
Distance (Total) 610 Miles



2008年12月2日: 2008 December 2 (Day 9)
Veracruz -> Acayucan

朝方の気温が19Cと低いが、午後から天候が回復するとの予報を信じ出発する。雨にはならず、徐々に気温が上がる。路面は幾分良くなる。しかし、街中に入ると速度を落とす為の凸凹には往生するぜ。

のんびり走ると距離が伸びず、一日進めるのは200マイル程度が良い所。3PMにAcayucanに到着し、PlazaHotelに投宿(N$400)。早めに到着して街を散歩するのが正解だ。HSBCで両替する。13.36とレートが良い。他銀行と違い、パスポート提示も求められない。HSBCは、今まで泊ってすべての街にある。なんでこんなに小さな街まであるのか不思議だ。

日々の出費は、ホテル(200−500)、朝飯(30−40)、夕飯(200)とタイでのバーツでの出費と同じ感じ。N$1=THB2.6だから、2倍はすることになるな。

Distance (Today) 162 Miles
Distance (Total) 772 Miles



2008年12月3日: 2008 December 3 (Day 10)
Acayucan -> Del Carmen

出発してからしばらくすると高速の入り口らしい所に出る。舗装が少し荒いがまずまずの状態の道路。制限速度は110km。料金所が2箇所あり、N$53とN$67(かなり高い。バイクは車と同じ)。

Villahermosaまで快適に走りそこで投宿しようとするが、街が大きすぎて宿探しが面倒になり、メキシコ岸の街まで行くことにする。海岸手前のFronteraに投宿しようとするが、ホテルがあまりにしょぼいのでその先80kmのDel Carmenまで行くことにする。

日暮れギリギリに着くとの読みであったが、途中工事中が多く思ったほど速度が出せず、到着時には日が暮れてしまった。街道沿いにまずまずのホテルを見かけたが、街中まで入り米系ホテルであるFietaInnに投宿(N$1500はかなり高いがたまには良いだろう)。

インターネットも繋がるけど、朝方は何故か繋がらない。連泊も考えたが、宿代を考えたら移動だな。メキシコのカップヌードルは、チリソースが付いている。

Distance (Today) 253 Miles
Distance (Total) 1025 Miles



2008年12月4日: 2008 December 4 (Day 11)
Del Carmen -> Campeche

左にメキシコ湾を眺めながらの快適ライド。交通量が少なく舗装状態も良い。カンペチェの手前50kmほどは高速道路。N$53とかなり割高。高い為か、高速での交通量はとても少ない。

左にメキシコ湾を眺めながらの快適ライド。交通量が少なく舗装状態も良い。カンペチェの手前50kmほどは高速道路。N$53とかなり割高。高い為か、高速での交通量はとても少ない。宿はDel Mar。窓際のジュニアスリートがN$1300。

Distance (Today) 125 Miles
Distance (Total) 1150 Miles



2008年12月5日: 2008 December 5 (Day 12)
Campeche

タクシーを手配して、Edzna遺跡見学。マヤを代表する天空遺跡のイメージ通りの雄大な光景が広がる。イグアナが沢山出現して楽しませてくれる。

遺跡の高い所まで上って降りてきた時に、足首を軽く捻挫したみたいでしばらく痛んだ。翌朝になると痛みは弱まっており一安心。

Distance (Today) 0 Miles
Distance (Total) 1150 Miles



2008年12月6日: 2008 December 6 (Day 13)
Campeche -> Marida

連日の晴天で、気温80F、湿度70%、風弱く、完璧のツーリング環境。ユカタン半島に入ると、街の間隔が広くなり、頻繁に街中の速度低下に悩まされなくて済むのが良い。

途中Uxmal遺跡に寄ろうか迷うが、遺跡見学はツアー参加をすることにして素通りする。のんびり走ってユカタン州都メリダに2PM過ぎに着く。

ネットで予約していたHotel Montejoは、中庭が綺麗なプチホテル。バイクは中庭に停める事ができる。

日本の河名シート製作所製のウルトラローシートは、アメリカでの走行を含めて1万キロを越え大分尻に馴染んできた。足付良好、クッションも快適で、ロングツーリングで威力を発揮している。

受付の叔父さんと兄ちゃんは完璧な英語を話す。エアコン付きシングルN$550。

Distance (Today) 120 Miles
Distance (Total) 1270 Miles



2008年12月7日: 2008 December 7 (Day 14)
Marida

ホテルでツアーを手配してもらい、Uxmal遺跡とKabah遺跡見学。ツアー参加者は、ギリシャ人の年配カップルとイギリス人の新婚旅行カップル。

まずKabah遺跡を見て、その後Uxmal遺跡を見学。共に見ごたえがあるが、特にUxmal遺跡の雄大さと大規模な神殿には驚き。Chichan Itza遺跡と並び称されるマヤ文明を代表する遺跡だけある。観光客の数も半端ではなく、次々とツアー客が訪れていた。高台から38メートルもある「魔法使いのピラミッド」を望むと、大阪城の天守閣が聳えているようにも見えた。

ツアーのミニバスが9PMにホテルに迎えに来てくれて、昼食後ホテルに戻ったのは4PM。納得のツアーであった(N$350)。

Kabah遺跡

Uxmal遺跡

Distance (Today) 0 Miles
Distance (Total) 1270 Miles



2008年12月8日: 2008 December 8 (Day 15)
Marida

終日休養。

Distance (Today) 0 Miles
Distance (Total) 1270 Miles



2008年12月9日: 2008 December 9 (Day 16)
Marida (Chichan Itza)

Chichan Itza遺跡ツアーに参加。広大な敷地に完成度の高い遺跡が点在している。ユカタンにおける芸術、宗教、文化の中心地だっただけあり、迫力ある遺跡だ。

Chichan Itza遺跡

Distance (Today) 0 Miles
Distance (Total) 1270 Miles



2008年12月10日: 2008 December 10 (Day 17)
Marida

ホテルにプールがあることを発見し、今日はプールでのんびりして、明日のカンクンへの移動に備える。

Distance (Today) 0 Miles
Distance (Total) 1270 Miles



2008年12月11日: 2008 December 11 (Day 18)
Marida -> Cancun

メリダの街中を抜けるのに少し手こずるが、カンクンに向かう幹線道路に乗る。途中までは無料の高速道路。同区間は、自転車で走っている人が多い。

しばらくすると有料と無料の道路に分かれる。楽する為に有料道路に乗るが、料金が高い為か車の量はとても少ない(117+202=319ペソ)。

速度制限は110キロ。舗装はコンクリートで少し荒いが問題はなし。順調に走りカンクンに2PM過ぎに着くが、ホテルエリアに進むのに少し迷う。3PMに予約していたHyatt Regency Hotelにチェックイン。ネット予約した為、海側の部屋が4日間で33000円と格安。

Distance (Today) 190 Miles
Distance (Total) 1460 Miles



2008年12月12〜28日: 2008 December 12-28 (Day 19-35)
Cancun and Isla Mujeres

カンクンの高級ホテルに7泊、ダウンタウンの日本人宿(カサ吉田)に3泊、近くの島に8泊と沈没してしまった。連日カリブ海を眺めながら、海に潜って魚と戯れ、美味い魚介類を味わった。流石に18日間となると少し飽きるな。




2008年12月29日: 2008 December 29 (Day 36)
Cancun -> Tulum

長居をしたカンクンをようやく脱出。出掛けに滞在者と話が長引いてしまい、出発したのは昼過ぎ。予定していた約400キロ先のChetumalまでたどり着くのは無理なので、マヤ文明最後の遺跡のあるTulumの街中に投宿(HotelAddyN$380)。

最初は海沿いのホテルを当たったが全部満室で街中に戻ったのが正解だった)。久しぶりに走ったので、まだ勘が戻らない感じだ。

Distance (Today) 130 Miles
Distance (Total) 1590 Miles



2008年12月30日: 2008 December 30 (Day 37)
Tulum -> Escarega

今日は本当に久しぶりにまともに走った。
Tulumまで4車線だった307号線はTulum以南2車線になるが交通量が少なく舗装状態も良いので快適に飛ばせる。晴れ時々曇り、気温85F、風弱く最高のツーリングコンデション。

途中の街に入ると、1200GS2台が停まっている。横に停めて休憩していると二人のライダーが出てきた。メキシコシテーからカンクンに向かっているとのこと。

一台はGS−ADVでライダーの井出達は如何にもそれらしい。「パレンケ遺跡を経由するチアパス県の山間道路は最高だから是非行くように」とのアドバイスを受ける。
名刺を渡し連絡するように頼む。メキシコでのGS−ADVの価格を尋ねると、予想に反してオプション込みで21000ドルとの事。アメリカと余り変わらず思ったより安く買えるようだ。
その後も、2台のGSとすれ違った。しかし、メキシコでツーリングライダーと会うことは極めて珍しいなあ。

307号線から186号線に乗り西に向かう。
186号線も交通量は少ない。一部工事中で迂回路、ラフ部分があるがそれ以外は良好な舗装。
4PMにEscarega着。結構大きい街なのだが、ホテル、レストランは相当しょぼい。Hotel Maria Isabelに投宿(N$350)。WiFiがあるのだが、パスワードが分からないとのことで紅白歌合戦を生で観る事はできなかった。
真面目に走って300マイル。途中何回か軍の検問があったが、今日は初めて荷物を調べられた。

Distance (Today) 300 Miles
Distance (Total) 1890 Miles



2008年12月31日: 2008 December 31 (Day 38)
Escarega -> Palenque

6AM過ぎだとまだ飯屋が空いておらず、勘を働かせてバスターミナルに行くと何件か屋台が既に営業していた。
朝からタコスも辛いので、周りの人の食べている物を眺めると、一見お粥らしきものを見つけ注文。
出てきたのは、肉を煮込んだコンソメスープ。味は最高だったが量が多く全部食べたら相当苦しくなってしまった。
トルテーヤとセットでN$30。ネスカフェがN$7。これで晩飯まで腹は減らないであろう。

満腹感が残る状態で出発。今日走った186号線は4車線工事進行中で、結構な区間で路面が粗い。
中央線が無い区間もあるので、安全の為補助ランプを点灯しての走行。昼過ぎにパレンケ遺跡の町パレンケ着。バイクが停められる中庭付きの宿に投宿(Lacondonia N$500)。
イタリアからホンダ・トランザップで来たカップルも同じ宿に投宿。宿は表通りに面しており、車の騒音がうるさい。

Bancommerで両替するが、US$1=N$13.67と今までの最高レート。
今までは、HSBCのレートが一番だと思っていたがBancommerも悪くは無い(但し、パスポートの提示が必要)。

Distance (Today) 140 Miles
Distance (Total) 2030 Miles



2009年1月1日: 2009 January 1 (Day 39)
Escarega -> Palenque

祝日の為、朝飯屋が空いておらずコンビでサンドイッチを食べて朝食。
ホテルの向かいにパレンケ遺跡行きのミニバスが出ておりそれを利用(片道10ペソ)。
パレンケ遺跡は見ごたえがある。昼過ぎに遺跡見学を終えるが、その頃には駐車場が車で大混雑。早めの見学が正解だ。
帰りもミニバスで10ペソ。

パレンケ遺跡遺跡

Distance (Today) 0 Miles
Distance (Total) 2030 Miles



2009年1月2日: 2009 January 2 (Day 40)
Palenque -> San Cristobal de Las Casas

199号線を南下する。
メキシコに入ってから初めての本格的な山岳道路。パレンケの標高ゼロメートル近くから高い所では2000Mを越える箇所もある。
気温が60Fまで下がりかなりの寒さ(今までと比べると)。
舗装は悪くないが、所々舗装が切れていたり大きな穴が開いていたりするので要注意。
それ以上に村に入るたびに速度を強制的に落とさせるトペ(凸凹)が多く鬱陶しい(GS以外のバイクでメキシコを走るのはしんどいだろうな)。

村々は伝統的な生活習慣を守っているタイで言えば山岳民族を多く見かける。
相当な田舎にも関わらず煌びやかな民族衣装を身に着けている。
しかし、子供達が道路上に縄を張り車を止めて物を売りつけるのは危ないなあ。

ワインデイング走行の為、距離の割りに時間がかかった。
4PMにSan Cristobal de Las Casas到着。Posada Vallatra (N$250)。街はコロニアル形式の美しいチアパス州の旧都。
夜になるとかなり冷え込む。ホテルの傍に中華レストランがあり久しぶりにチャーハンを食べる。

Distance (Today) 124 Miles
Distance (Total) 2154 Miles



2009年1月3日: 2009 January 3 (Day 41)
San Cristobal de Las Casas -> Arriga

朝方は50F台前半と吐く息が白いほどの寒さ。
ソカロ近くの安飯屋で鳥スープの朝飯(DaldoはSupaと同義で朝飯に良い)。連泊しようかと考えるが、寒すぎるので暖を求めて下界に下ることにする。

199号線を引き続き南下する。
途中に山岳民族の部落を沢山通過する。伝統的衣装を身に着けて作業している人達を多く見かける。標高が下がるにつれ気温が上がり、再び炎熱ツーリングになる。
200号線に入り最初の街であるArrigaのHotelSanFranciscoに投宿(N$170)。

Distance (Today) 146 Miles
Distance (Total) 2300 Miles



2009年1月4日: 2009 January 4 (Day 42)
Arriga -> Pochuta

200号線は海岸線に沿っているのだがかなりの区間が山岳部にもなっている。その為ワインデイング区間も多い。
舗装はおおむね良好だが、相変わらずの穴には要注意。
オアハカ市を訪れる予定だったが、海岸線を辿るルートに変更することにする。風が強い場所のようで、風力発電の風車を多く見かける。

Port Angelsへの基点の街となるPochutaの Hotel Posada San Joseに投宿(N$150)。
カナダに留学していた姉ちゃんが受付をしており、当時日本人の学友に世話になったとのことでえらく日本贔屓であった。
チアパス地方名物料理マーレの夕食。ビールはお約束のコロナ。

Distance (Today) 240 Miles
Distance (Total) 2550 Miles



2009年1月5日: 2009 January 5 (Day 43)
Pochuta -> Acapulco

アカプルコまでは約500kmあるので気合を入れて8AMに出発する。
ワインデイングはペースダウンするので、その分直線区間でペースを上げる。
工事区間で砂地に嵌ってしまい困ったが、引き返して何とか回避する。しかし、ちゃんと標識が出ないので困る。
トラックが横転して道路閉鎖区間もあり、道路脇に誘導するのだがかなりの悪路で苦戦した。乾季なら問題ないが、雨季だと厳しいだろう。

アカプルコ近くになるとものすごい渋滞になる。
メキシコシテーに繋がる95号線との分岐に出てしまったようで、メキシコシテイ行きの車との合流点が渋滞の原因。
アカプルコの町に入っても大渋滞。古いワーゲンのカブトムシがタクシーをして利用されておりえらく喧しい。なんとか海岸道路に出て宿探しをするが、駐車場付が見つからない。
道を奥に入ると良さそうな安宿を発見。プールも付いて寝るには十分。Hotel Miami (N$250)。

Distance (Today) 290 Miles
Distance (Total) 2840 Miles



2009年1月6日: 2009 January 6 (Day 44)
Acapulco

アカプルコは、カンクンと異なり庶民のビーチリゾート。浜辺の椅子も無料で使えるし、高級ホテル近くに行かない限りビーチへのアクセスはフリー。その分、食べ物のゴミ等が散乱している。ダウンタウンは喧騒の塊。バイクで行くのはちょっと勘弁という雰囲気。ダウンタウンを抜けて、引き続き200号線で太平洋岸を北上する予定だったが、メキシコシテーに進路を変えることにする。

ここからは一気にアメリカまで走るので、バイクを念入りに掃除する。タイヤは、なんとかアメリカまで持ちそうだ。

Distance (Today) 0 Miles
Distance (Total) 2840 Miles



2009年1月7日: 2009 January 7 (Day 45)
Acapulco -> Cuernavaca

アカプルコの交通渋滞を避ける為に夜明けと共に出発。
メキシコシテーに向かう95号線に乗るまでは、早朝にも関わらず結構車の量がある。
95号線をしばらく走ると有料道路になる。舗装は抜群で快適。例のごとく割高料金の為、交通量は極めて少ない。
4箇所料金所があり計350ペソも取られた。高速代高すぎだぜ。時間調整の為のんびりと90km程度で流す。

のんびり走ったにも関わらず1PMにはクエルナバカに着いてしまう。
街中の渋滞はそれなり。目当てのホテルは閉鎖して役場に変わっていた。別のホテルに目星をつけると、近くにいたポリスバイクが先導してくれると言う。車の脇をすり抜けるのでついていくのが大変だったが助かった。
4星ホテルであるBojo al Volcado (NS850)投宿。庭が広くプールもあって快適。久しぶりにインターネットに繋がる環境になった。
標高1500Mにある為涼しく過ごしやすい。

Distance (Today) 160 Miles
Distance (Total) 3000 Miles



2009年1月8日: 2009 January 8 (Day 46)
Cuernavaca -> Querataro

出発してしばらくすると、ハーレーの叔父さんが隣に止まり話しかけてくる。
耳鼻咽喉科の医者で、体調が悪くなったら何時でも連絡してくれとのこと。彼は、1100GSも所有しているとのことで、弟がLAに住んでいるので、アメリカに戻ったら連絡してくれとのこと。しばしバイク談義を楽しむ(彼からは、その後も頻繁に連絡がある)。

メキシコシテーまで約80kmの高速は快適。
メキシコシテーでは街中に入りこんでしまうが思ったより車は流れる。噂の大気汚染もそれ程ひどく感じない。
迷った挙句北に向かう環状線に乗るがこれが大渋滞。原因は3車線から2車線になる合流地点だった。途中、標高が1万フィートまで上がる。

クエレタロのアムブレスホテルはケーブル接続ができ快速インターネット。
連泊したい所だけど残り時間が少なくなっているので一泊だけとする(NS520)。

Distance (Today) 205 Miles
Distance (Total) 3205 Miles



2009年1月9日: 2009 January 9 (Day 47)
Querataro -> Matehaula

クエレタロを8AMに出るが、例のごとく道に迷う。
しかし、道路標識が見難い。GPSで逆方向に進んでいることがわかり慌てて引き返す。
57号線をサンスイスポトシ経由で49号線で西を目指す予定だったが、ここでも道を間違えて57号線を北上することになる。
アメリカ国境越をテキサス州のラレドに変更してひたすら北上する。今日の区間は通行料無料が多かった。
Hotel del Parque (NS575)。広場の向かいにある。

速度を落としてのんびり(50-55マイル)走ると、満タン時での走行可能距離が500マイルを越える。しかし、少し速度を上げると(70マイル以上)極端に燃費が悪くなる。

Distance (Today) 255 Miles
Distance (Total) 3460 Miles



2009年1月10日: 2009 January 10 (Day 48)
Matehaula -> Laredo, USA

今日は一気にアメリカ入りする予定で早朝の出発。腹の具合が今一つなので朝飯を抜く。Saltilloまでの区間は通行代無料だったが、その先Monterry経由の高速は馬鹿高い。結局アメリカ国境までで、都合400ペソ近くも取られた。

国境でのメキシコ側のチェックは無く、気がついたらアメリカ側のイミグレ・税関だった。出てしまえばこっちのものなので、メキシコ出国手続きは無視する。何とか予定通りアメリカに戻ったが、やはりほっとする。Super8Motelは77ドルと高めだが良しとしよう。

アメリカに戻った時点でのオドメーターは、25239マイル。メキシコの総走行距離は3785マイル。GPSでの表示は3792マイルなので、実測との誤差は極めて少ない。確かに、スピードメーターの表示とGPSでの速度表示との差もほとんどない。

明日からは、シアトルまでの約2500マイルを7日間で走りきらないとならない。

Distance (Today) 325 Miles
Distance (Total) 3785 Miles



追伸:アメリカでの最終日、シアトルに向かうI−5は厳寒。気温が30F前後で終日氷点下での走行。
シアトル到着時でのオドメーターは27827マイル。約5ヶ月前にシアトルを出た時が15592マイルだったので、約1万2千マイルのツーリングだった。
メキシコからアメリカに戻ってからの走行距離は2586マイルと計画通りだった。
しかし、最後の12日間走り通しは疲れた




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