カリフォルニア高速旅:2002年春

2002年4月15日 DAY 3

出掛けに駐車場で、「フロリダから来たのかい?」と尋ねられる。何故そんなことを聞かれるのかというと、今回のバイクのライセンスプレートがフロリダなのである。

面倒臭いので、「そうだよ。これからシアトルまで上がって、又、一気にフロリダまで帰る予定。総走行距離は、約1ヶ月で15000マイル位かな」というと、「クレイジー」との返事だった。

今回はそこまでやる時間がないが、過去に何回も同様のツーリングをしているので、あながち嘘ではないのである。



CA-99をちんたら北上する。今日はサンフランシスコ近くまで行き、Yosemite、海、マリナーズの野球(オークランド)のベースを確保予定。

Modesteまで200マイル余りなのでのんびり行くつもりだったが、途中でセコイア国立公園に寄り道することにする。

景色が良く、適度なワインデイングで楽しめたが、如何せん寒かった。

標高5000フィートを超えると路肩の雪が目に付くようになり、7000フィート辺りでは雪が降っていた。気温は限りなく0度に近かった。

性能の高い防寒肌着とゴアテックスの重ね着で身体はなんとか我慢できたが、問題は手先。冬用のグラブにインナーグラブをしても、指先の感覚が無くなる。グリップ・ヒーターが付いていないのが痛かった。

足先は不思議とそれほどでもなかった。厚い靴下を履いたわけでも無いのに寒さで痺れなかったのは、革の靴は思いのほか防寒が効くようである。そういえば、今日は足が痛くなかったな。靴に多少は慣れたのだろうか?



山間部を出てCA-99に戻ると寒さは緩むが、インナーパンツ・ジャケットを外せる程ではない。

ModesteのHampton Innを見つけるが、なんとまだ営業していなかった。Quality Innにチェックインするが、FoxSportNetが観られない。これがないと明日明後日のマリナーズの試合が観られないので、一泊だけすることにして、明日別の宿を探すことにする。

ずっと北上してオレゴンまで行こうと考えたが、天気が悪そうなので、カリフォルニアをうろうろすることにする。なにせ、今回は雨に降られると荷物がアウトなので行動が制限される。



走行334マイル。