豪州半周:2001年冬

2001年12月27日 DAY 6

3日間でエアーズ・ロックまでの約3000キロを走ることになるので、初日に少しでも稼いでおこうと朝5時に出発。

しばらくBruce Highwayを北上し、Townsvilleの手前を左に折れRoute78(Flinder Highway)への近道を採る。30キロ程行くとFlinder Highwayにぶつかる。

今までの海岸線と違いこれからどんどん内陸に入って行く雰囲気満点。心なしか回りの景色が早砂漠の様相。

速度制限は100-110キロだが、交通量が極めて少ない。幾らでも出せる感じだが、押さえて120-130キロを維持する。

海岸線では、特に南の方ではバイクに沢山会ったが、Route78に入ると極端に減る。今日すれ違ったバイクは、内陸に入ってすぐのハーレーのフルドレスだけだった。真夏のアウトバックに乗り込んでくる酔狂なライダーはそう多くはないのであろう。

Charters Towersを過ぎHunghendenに向かう頃になるとステップ気候の雰囲気になり、だんだん緑が減り茶褐色が支配する世界になる。この頃から、気温がぐんぐん上がりバックの中の温度計は41度。

でも、湿度が21%とかなり低いのでそれほどきつくない。ネバダ砂漠を走った時と感じが似ている。暑さの程度としては、タイでの一番暑い時と良い勝負である。



Hunghendenを過ぎると、何故か又緑が復活してくる。砂漠風景よりほっとするが、この風景の変化は不思議な気がする。

Cloncurryまで走ると走行は1000キロを超えた。Cloncurryまでは、所によっては、路肩がなかったり走りにくい箇所もあったが、Cloncurryから目的地であるMount Isaまでの約126キロは、良い道路。追い越し車線もある。

ただ、先行車も後続車も居ないので、追い越し車線の必要が無い。試しにこの区間で、対向車を数えてみたら僅かに8台であった(勿論、先行車と後続車はゼロ)。まさに道路独り占めである。

しかし、久しぶりの灼熱ライドであった。特に、最後の2時間は西陽がまともにあたり、顔がひりひりした。 



全く車が来ない状態、しかもこの「熱さ」。万一バイクがオーバーヒートでもしたらどうしようかとも考えたが、それは全くの危惧であった。タイのライドでBMWのボクサーの暑さに対する強さは実感しているのだが、不安がなかった訳ではない。何しろ、道端には白骨化したカンガルーの死体が散乱しているのだから、、、



今日は、鳥を轢いてしまった。車に轢かれた餌を食べていたので、速度を落とし避けた所に飛び込んで来た。烏に似た鳥だった。間抜けな奴だ。

今まで、鳥は、200キロ超えで飛んでいた時にぶつかった事はあるが、80キロで鳥をはねるとは思いもよらなかった。



Mount Isaに着いたのが、日暮れぎりぎりの7時半。今日一日で西に900キロ程移動したので、日の出・日の入りの時間が40分遅くなった。距離を稼ぐ時は、西に移動する方が都合が良い。

Mount Isa、炭鉱の町である。大きな煙突から煙がもくもくと出ている。

町を歩くと、アボリジアニの人達を多く見かける。

バーを覗いたらアボリジアニのおばちゃんが「金を恵んでくれ」と近寄ってきた。彼らの生活が楽ではないことが容易に見て取れる。



結構走って、1187キロ(GPSでは1134キロなので、こちらが実測)。このあたりが一般道で陽のあるうちに走れる限界だな。