アメリカぐるっと一周:2000年春

2000年4月17日 DAY 7

昨晩ベットに入ったのが11時と久しぶりに遅かったので、目が覚めたのは朝6時とようやくまともな時間帯になった。 9時を待って、電話帳でかたっぱしからバイク屋に電話をし始める。

まず直面した問題は、多くのバイク屋が日曜日と月曜日を定休日にしていることである。 特に、電話帳に大きく宣伝を出している所はほとんどそうである(ちなみに今日は月曜日)。

営業をしている店に問い合わせるが、予想通り「アライ・ショウエイのオープンフェイスは無いとこと」。 全然聞いたこともないようなメーカーの物を持っている店が一件見つかる。 最悪の場合はこれにするかなと考えながら引き続き電話を掛け続ける。

電話帳にBMWのデーラーが載っていたので、試しにBMWのシステムヘルメットがないか聞いてみるがないとのこと。 アライはないかと聞いてみると、なんとあるとの返事。 しかも、オープンフェイスでシールドが可動式のものが一つだがあるとのこと。 早速タクシーを呼んで店に行ってみる。

店にはアライ・ショウエイのフルフェイスが幾つかあり、アライのオープンフェイスが一つだけ置いてあった。 サイズはL。 少し大きいがこれから寒い所に向かうので、ヘルメットの下にマスクをする事を考えれば丁度良い。

現在タイでかぶっているものと同モデルである(風抜き穴はついていないがこれは問題ではない)。 かぶってみると、かぶり心地は最高。 Nolanで苦しめられていた 頬骨への圧迫がなく、しかもしっかりとホールドしてくれる。

319ドルと日本で買うより割高だが仕方が無い。 2年前ほど前のモデルで、店で埃をかぶっていたようである。 さあ、これで悩みの種は消えた。


11時には宿に戻って来たので、その気になればこれから走り出しても良いのだが、バイクの整備と掃除あと洗濯もしたいので、今日は一日のんびりして明日からの走りに備えよう。 風気味で鼻がずるずるしていたのも大分良くなった。 明日は完璧に回復しているだろう。

タクシーでのバイク屋までの往復は20ドルだった。 K1200LTのTシャツとヘルメットのインナーも同時に購入。


そう言えばタイで乗っているK1200LTも1万マイル近くになるが、整備らしい整備はオイル交換と油差し以外はやっていないな。 メインテナンスフリーはありがたいが、何か問題が起こると対応ができないので日頃からやるようにしよう。


アメリカでのBMWの値段は日本のそれに比べると安い。 特にK1200LTの最高グレードモデルは顕著である。 ちなみに同モデルは、ラスベガスでは17900ドル、サンアントニオでは19200ドルである。 日本では269万円。 タイでは120万バーツだったので、約340万円。

タイでは、アメリカから又持ってくるのと、200%の関税(当然タイのバイク屋がこれ以下で役人と話をつける)がかかるので高いのは仕方がないが、日本は高いなあ。